カレーパンの起源
起源については諸説ありますが、
東京都江東区にある「名花堂」(現:カトレア)2代目の中田豊治が
1927年に実用新案登録した洋食パンが元祖と言われることが多いです。
ただし同新案は「具の入ったパンをカツレツのように揚げる」という主旨であり、
カレーの言葉は全く含まれていませんでした。
一方、練馬区の「デンマークブロート」(1934年創業)では、
創業者がカレーパンを発明したとしています。
こちらはまずカレーサンドを発売し、後に揚げる事を思い付いています。
このあたりは洋食が普及しつつあり、あらゆる業者が同時並行的に、
日本的洋食メニューを工夫していた時代背景があったからのようです。
また大正5(1916)年に新宿中村屋の迎えた
インド独立運動家ラス・ビハリ・ボースが純インドカレーを伝え、
これにヒントを得た相馬愛蔵によって発明されたという説も存在します。
いずれの店も現在まで存在し、その味を伝え続けています。
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